seal_blog

大学生

ネット上で見るITエンジニアのイメージ

この記事で、4月からは「技術力=攻撃力」みたいな世界に行く、と書いたが、それに関連したITエンジニアのイメージを綴ってみたい。

僕はまだ技術で金をもらったことも、インターンも、プログラミングのコンテストにでたこともない、ただComuputer Scienceの学位を持つだけの学生で、ITエンジニアの世界を見たことがない。なので、これから書くことは、完全にイメージである。そのイメージも、Twitterで見たもの、技術系の記事で目にした言説をごった煮にした偏見なので、素人(ザコ)が何か言ってるというフィルタ越しに読んでほしい。

技術力=攻撃力

つよい」という表現で技術者を褒めたたえる文章をよく見る。

みんながよく使うツールの作成者、つよい。AtCoder黄、つよい。プログラム言語作成者、つよい。GAFAエンジニア、つよい。つよつよエンジニアは、C言語チョットワカル。刃牙じゃないけど、誰もが最強を夢見たことがあるのかもしれない。 

技術力というのは、攻撃力として周りからの評価パラメータになるらしい。では、他人の技術力はどうやって測るかといえば、これはもう成果物と資格だけっぽいのだ。成果物というのは、論文、技術ブログ、OSSコントリビューション、gitリポジトリTwitterでバズるなど。資格というのは、IT系の資格、競プロやKaggleのランク、勤めていた会社など。未踏エンジニアという、響きだけで平伏したくなるような資格もある。出身大学はもう全く重要でない。

けれど、つよさだけではなんかうまくいかない事例も結構見てきた。攻撃力があっても、防御力が足りてない事例を。

防御力の正体は、「教養」とか「知識」とか「コミュ力」と呼ばれているようだ。

文系知識=防御力

退職エントリが溢れている。神奈川県警に逮捕されるエンジニアが年に数人出る。技術を駆使して業務削減したら怒られが発生する。

つよいだけでは、社会ではやっていけないらしい。結局、「つよさ」は同業者にしか分からないので、攻撃力だけ上げてもあっさり社会システムにやられてしまうっぽいのだ。

では、何が必要なのかというと、一言でいえば文系知識であるらしい。

たとえば、法律を知らないと、最新技術が法に触れている可能性を認識できない。特許や著作権の仕組みを知らないと、パクられたときに対処できない。税金の仕組みを知らないと、独立したり退職したときに損をする。経営の知識がないと、起業という選択肢が消えるし、業界の勉強もできない。経済の知識はエンジニアと相性がいい。歴史を知らないと、車輪の再発明をしかねない。あと自国の歴史くらい外国人に説明できないと恥ずかしい。

そして、コミュニケーション能力がないと、他人に自分の成果を説明できない。

攻撃力のあるエンジニアが憂き目にあうのは、大体は運だろうけど、こういう文系知識の不足もあるんじゃないかと思う。ここでは、社会性とか教養とかも文系知識に含まれているとする。それらすべてひっくるめて、「防御力」と呼んでみる。

攻撃力と防御力があれば安心なのかというと、それだけではないらしい。それらの能力を補強する力もあるようだ。

英語力&コミュ力=補助魔法

コンピュータ言語は世界共通であり、ITエンジニアは電気と電波さえあれば世界のどこでも仕事ができる。だから、攻撃力が通用する範囲を日本に限定しないほうがいいと思われる。つまり、英語力こそ、補助魔法。

ついでに、コミュ力は防御力でもあるし、補助魔法であるともいえる。コミュ力があると、友達が増えて、仕事に役立ったりする。精神的にもプラス。だから、補助魔法。

まとめ

イメージだけでモノを語ってしまい本当に肩身が狭い。