物を書くって難しいよねって話
ブログを書こうと思ったら、文章が続かなくて結局投稿できなかった。
とりあえず下書きに置いて、翌日完成させようと思っていた。
気が付くと1週間放置していて、書きたかったことが頭の中から消えていた。
こんなことを繰り返してしまうくらい、ひとつの記事を完成させるのが難しいことだとは知らなかった。なんなら今もよく分かっていない。なんでただの雑感が完成しないのだろう。昔の日直日誌にはずっとどうでもいいことをすらすらと書けていたはずなのに。
文字数に縛りがないから、期限がないから、誰が見てるか分からないから、実は書きたいことなんてないから、なんて、完成しない理由を見出せばキリがない。そして、キリがないのだから、完成しない理由を一つずつ見つけていって潰していくというモチベーションの上げ方は無効になってしまう。
だから、できない理由ではなくて、やる理由とやらざるを得ない環境を作った方が早い。人間がサークルとか部活に入ったり、勉強会を開いたりする理由はそんなところにあるのだろう。
これまでは、「書きたいことがある」という理由で何か思ったことを書こうとしていたのだが、完成しないとそのまま書きたいことが消えてしまうということにようやく気づいた。
しかし、今日、ふと書く理由を見つけた。「朝起きてから、脳が起動するまでのアップ」のために書いてみようと。それで、今これを書いている。
最近気づいたのだが、自分はどうやら起きてから2時間くらいしないと脳も身体も起動しないらしい。起きて2時間以内は、人と会話することもままならず、運動もパフォーマンスが不十分になる。しかし、文字を読むこと、音を聞くこと、テレビを観ることはできる。だとしたら、適当に文章も書けるんじゃないかと思った。文章が書けるんだったら、脳が起動するまでの2時間を今よりも有効活用できそうである。
こんな記事のことが頭に残っていたから、朝にやるという発想に至ったのだろう。
脳科学者が勧める「朝時間」の使い方 | THE21オンライン
朝は脳がもっともよく働く時間らしい。じつに実感のないことである。朝起きて2時間は人と会話するのもつらいほどに脳が働かないのに。
けれど、もしかしたら「文章を書く」という作業については、朝が適した時間であるという可能性はある。その可能性に懸けて、「朝に文章を書く」ということを習慣にしていけたら、脳がアップをしている時間帯を有効活用していけそうな気がしている。
さて、書くための理由を見つけたら記事も完成するんじゃないかという視点から、「脳のアップ」という理由を見出したわけだが、実はもう一つ理由らしきものはある。「らしき」というのは、これが書く理由に足るかは、やってみないと分からないからである。
それは、「アウトプットを残す」ということそのものである。
大学4年になると、社会人になるための準備が始まる。そして、自分が行くであろう社会は、ITエンジニアが技術力で殴り合っているような場所であるはずである。殴り合う武器は、技術力だけではない。英語力、数学力、ひいては人間力などという定義の曖昧なものでさえ、武器にしていくような世界なのだろう。ツイッターでその界隈の話を垣間見てきたことによる推測にすぎないのだが。
そんな世界では、「何をしたか」「何ができるか」がわりと重要になる。エントリーシートに、「作ったもの」を記入する欄があるあたり、きっと実績とか経験が一番ものをいうのだろう。
だから、「アウトプットを残す」ということが、仕事に直結していきそうな気配があるのだ。
もちろん、こんな雑感ではなく、技術に関することを書かなければ意味ないが、まずは書く習慣を身につけなければいけないと思う。
はたして「アウトプットを残す」なんてことが、記事を書いて完成させてそれを続けるための理由になるかどうかは分からないけれど。
とりあえず、この記事は一気に書いて完成させられそうである。これが朝だからなのか、記事を書く理由が増えたからなのか、4月1日だからなのか、完成させられた理由は分からない。「やる理由とやらざるを得ない環境を作った方が早い」とか言ってたのが正しいことなのかは、あと1ヶ月くらい様子を見てから判断してみたいと思う。
まあ、文章を綴るスピードは深夜より早い気がする。